深夜2時過ぎの電話。
このタイミングで鳴る電話には、ロクなことがない。
例によって、
今回もその通りだった。
「もしもし」
「あーオレだけど。こないだはおもろかったな」
先日帰省した際に一緒に飲んだ旧友からの電話だった。
新婚間もない彼が、こんな時間に電話とは珍しい。
「どーした。もしかして、生まれちゃった?」
その飲み会の席で、彼は新妻の妊娠をカミングアウト。
ちょうど現在妊娠8ヶ月の安定期にさしかかったあたりで、
年内には父親となるとのことだった。
私自身、早産により予定日より1ヶ月早く
この世に生を受けていたこともあり、
もしかしたら彼の第一子も早産だったりしてな…と
軽くツッコんでみたのだった。
「・・・・・」
返事がない。
「…あー、さすがにまだ生まれてないよなー。ハハハ」
「生まれたんだ」
「へ?」
「正確には」
「出てきただけだったけど」
意味がわからなかった。
「どういうこと・・・・」
「ただの肉塊になっちまったってことさ」
ますます意味がわからない。
「え・・?だって妊娠8ヶ月で流産はあり得ないだろ」
「オレにもわけがわからないよ」
2005年09月19日
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続きが気になります。
哀しい…ただそれだけの話です。
自分の無力感にも苛まされつつ。
それでも人は。
歩き続けねばならぬという。