2009年05月09日

【書評】感染列島 パンデミック・イブ

ついに日本でも
新型インフルエンザの感染者が発見されましたが。

似たようなシチュエーションから
パンデミックに至る設定の小説
「感染列島 パンデミック・イブ」を読んでみた。

感染列島 パンデミック・イブ
吉村 達也
小学館
売り上げランキング: 214816

  続き


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2007年09月24日

書評『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』

次は福田さんに決まったわけですが、
ここにいたるまでの状況を整理したいなあ、
なんてことで読んでみました話題の本書。

小泉氏から受け継いだ首相の座を、
あれよあれよという間に
転がり落ちていく過程が克明に描かれる。

ちょうど読み終わったころ、
慶応病院で安倍氏の記者会見をやってて、

「ああ、この人はこういうことだったのねえ・・・」

と感慨深く眺めることができたのでした。

父は総裁目前で命を落とした
悲劇の政治家として有名ですが、
彼もまた、
ある意味悲劇の政治家として
後世に記憶されることになるのかもしれません。

とはいえ、自民党にとっては
史上空前の逆風のもと、
福田氏は果たしてどのような
舵取りを見せるのか、
その前提知識として、読んでおいても
いいかも。

でもあの四役じゃ・・・。

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
上杉 隆
新潮社 (2007/08/23)
売り上げランキング: 16
おすすめ度の平均: 4.5
4 世襲政治家集団「チーム安倍」の無能ぶりを記録
4 こんなバカ首相を選んだ自民党に人なしを痛感した
3 痛々しいねえ・・・

posted by andycandy at 22:09 | Comment(2) | TrackBack(1) | book

2006年12月01日

「ウォーキン・バタフライ」

180cmという身長にコンプレックスを抱える、
19歳の女の子の葛藤と成長の物語「ウォーキン・バタフライ」。

http://www.ohzora.co.jp/sf/walkin/

↑フラッシュが入ってれば立ち読みもできます。

Walkin’ butterfly (1)

人間誰しも、大なり小なりのコンプレックスは
抱えて生きているもの。そのコンプレックスを、
後ろ向きではなくただひたすらに前向きに見つめた先に
あるものとは――。

身長だけに限らず、人間の平均値、とされるものから
大きく逸脱した自身の資質が、マイナスに思えてしまえば
それは即ちコンプレックスとなる。

それをプラスに捉えることができたら。

そんな葛藤の物語が「ウォーキン・バタフライ」なのだが。

特に若ければ若いほど、時にコンプレックスが脚をつかみ、
身を震わせ、アタマを締め付けてくる。
そしてそれは逃れようとすればするほどに、深く深く染み入ってくる。

19歳のミチコは、
そんな悪霊の如きコンプレックスに打ち克つことができるのか。
まだ2巻までしか出ていない作品だが、今後の展開から目が離せない。
posted by andycandy at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | book

2006年07月27日

書評『テレビCM崩壊』その1

サブタイトルは
「マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0」。
原題は
「Life After the 30-Second Spot」。

テレビ、雑誌、ラジオ、新聞のいわゆる
マス4媒体。

土俵こそ違えど、広告依存なビジネスモデルである点には
大差が無い。

特に、視聴者が特段料金を支払うわけではない
テレビとラジオに関しては、その依存度は
ほぼ100%であるといっていい。

で、視聴者の消費購入動機を、
CMがそそのかすことのできた蜜月はもう終わり、
今後はインターネットのみならず、
多メディアでの横展開やら、
これまでは広告媒体として想起されてこなかった
手法がガンガン出てくるとか。

現状への警告(哀悼)→ではどうする?(解決策)
→先進手法を実践している10企業を紹介

ってな流れで話は進みます。

まだ半分くらいしか読んでおらず、
詳細な読み込みはこれからですが、
文章の量がそう多くなく、
比較的読みやすい軽いタッチのビジネス書、
といった風合いです。

ちょっと訳文が???なとこがありますが、
まあそこはご愛嬌。

PR会社とか企業の宣伝・PR部門な方々では
結構読んでるひともいるみたいですね。

詳細な感想は追って。


posted by andycandy at 08:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | book

2006年05月31日

いまさらながらananのエロDVDを鑑賞した件について

巷で話題(だった)の。
anan特別付録、
エッチDVD for Girls「ラブ・エクスタシー」を
ついに拝見しましたよ姐さん!

06-05-26_00-46.jpg

夏目ナナ主演で、男子諸君のハートもガッチリキャッチ
するのですかそうですか。

モザイクを駆使しなくても良い計算されたカメラワーク。
っていうかこれはAV界ではおなじみの手法らしいですな。
擬似か本番か見抜かれないようにするための。

そんな懐かしき伝統芸を目にすることができただけでも
よかったとしよう。

このDVDがつくと売り上げ倍増とか3倍増とかいう
噂をよく聞くのですが真相はどうなんでっしゃろ。

個人的には、DVDの出来云々よりも、
グラビアを飾っていた倖田○未のお姿が
画像補正しまくりんぐだったことが気になりましたが。

だって見え見えすぎたんだもん!

やばいよな、あれはさすがに。。。。

エロ特集だけにエロかわいい(とされている)方を
巻頭にもってきたんだろうけどねえ。

がんばれエイベックス!(棒読み
posted by andycandy at 21:20 | Comment(3) | TrackBack(0) | book

2006年05月29日

【書評】奥田英朗「町長選挙」

丸々と太った精神科医、伊良部が活躍する
奥田英朗の「伊良部」シリーズ第3弾が「町長選挙」。

前作の「空中ブランコ」が直木賞受賞作となったため、
今回の「町長選挙」も少なからず注目されており、
なかなかの売れ行きを見せているようですが。
知らない人には「町長選挙」なるタイトルを見せられても
ピンとこないのが当然です。

これまでのシリーズの読者にはおなじみなのですが、
この「伊良部」作品の共通項としては

・短編の連作モノである
・精神科医の伊良部と、看護婦のマユミちゃんのコンビが絶妙
・ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ、
 などなど、人には言えない悩み多き患者が集まる
・伊良部のトンデモ治療が炸裂
・伊良部のペースに巻き込まれた患者は、結局治癒に向かう
・ハードウオーミングかつ毒の効いたラスト

といった感じになっております。
「町長選挙」では、遠島の町長選挙に巻き込まれる表題作のほか、
ナベツネやホリエモンにインスパイアされた作品など、
これまで伊良部シリーズに縁のなかった人でも
すんなり興味を引きそうな構成になっている。

町長選挙
町長選挙
posted with amazlet on 06.05.29
奥田 英朗
文藝春秋 (2006/04)


まあシリーズ3作目ということもあり、
伊良部の描写やストーリー展開もだいぶこなれている。

しかし。
まだ未読の方には、
是非シリーズ1作目の「イン・ザ・プール」を
お勧めしたい。
ちょうど文庫版が出たばかりなので、
手軽に読み始められると思う。

イン・ザ・プール
イン・ザ・プール
posted with amazlet on 06.05.29
奥田 英朗
文藝春秋 (2006/03/10)


ちなみに、「イン・ザ・プール」は、あの松尾スズキ主演で
映画化されてしまっていたりします。
これはまだ見ていないのですが、非常に見たい見たいと
思いながらズルズルときてしまってます。
あ、なんかオダギリジョーも出てますね。

イン・ザ・プール
イン・ザ・プール
posted with amazlet on 06.05.29
ポニーキャニオン (2005/10/19)
売り上げランキング: 434
おすすめ度の平均: 4.2
4 脅迫神経症の気持ち、よくわかります
5 何回観ても笑える
4 オダギリと松尾の微妙なコラボに大笑い





で、「イン・ザ・プール」で伊良部ワールドに開眼してしまった
幸運な方は、そのまま(確実に)「空中ブランコ」に
手が伸びてしまうことうけあいです。
サクサク読んでしまうと思います。

空中ブランコ
空中ブランコ
posted with amazlet on 06.05.29
奥田 英朗
文藝春秋 (2004/04/24)
売り上げランキング: 1,774
おすすめ度の平均: 4.41
4 伊良部先生との幸せな初めての出会い
5 爆笑した。
5 単に、読みやすいだけの本ではない


伊良部シリーズの真髄は
「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」にあると
思われるので、熱くお勧めする次第であります。
posted by andycandy at 02:09 | Comment(4) | TrackBack(0) | book

2006年05月24日

ダヴィンチ・コード(上)

翻訳モノの小説は。
毎度のことながら、
登場人物の長ったらしいカタカナ名に
辟易としながら読み進めることを覚悟せねばならない。

ソニーグループが全力を挙げて推進する作品
「ダヴィンチ・コード」でさえも
その例に漏れはしない。

トム・ハンクス主演で映画化される本作品。
ていうかもう公開始まってるしな。
世界的に、キリスト教徒の一部からは
猛烈な抗議やらボイコットやらという
熱烈なる歓迎をもって迎えられているというが。

ハードカバーがなにやら人気を博しているというのは
なんとなく知っていた。
しかし。
映画ビジネスといったいとなって、
公開前に文庫化して大衆を啓蒙しようという
戦略に乗って、
上・中・下の3分冊となった
文庫版「ダヴィンチ・コード」を読みふけってみることになった。

映画公開よりも先に、を合言葉に、
カタカナ表記の登場人物と悪戦苦闘の日々。

posted by andycandy at 19:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | book

2006年04月10日

「楽天市場がなくなる日」

本のレビューを書くと、
予想外にコメントがいただけることに
調子にのって連続エントリー。

楽天市場がなくなる日
宮脇 睦
洋泉社 (2006/02)


ライブドア全盛の折には、
モノマネ商法やらなにやら揶揄されまりだった楽天。

自分は当時者ではないのでアレだが、
出店者の方々に話を聞くと。
「これだけオンラインショッピングが陳腐化したなかで、
いまだに旧来のFCシステムにも似た収益収奪システムで
暴利をむさぼってくる彼らに辟易している」

というのがある程度の共通認識のようで。

なのに、収益源の多様化やら社会貢献やら
意味不明な錦の御旗をおったてて
球団やら蹴球団やらをお買い上げになるも
現場は火の車であうあうあー。

かと思うとシステムエラーなのか人的ミスなのか
はっきりしないポイント祭りで逆ギレやら。

出店側は、そういったシステム面での
健全性も担保して契約しているつもりなのだけれど、
まあよくできた、というか巧妙な契約書というのは
世の中にはございまして。云々。

本書を読んでいくと、
まあそういったことを
事実と数値を織り交ぜつつ展開しているわけですが。

ネット業界で仕事をしている人ならある程度
既知の件も包含しつつ、「あー、だよねえ」と
思う点もそれなりに。

読む前提としては、
・オンラインショッピングビジネスのおさらいがしたい
・次に楽天が何をしでかしても驚かない心構えを作る
・恐れ多くも楽天への就職を検討している

といった方々にオススメですかね。。。
まあ内容の割には税込み1000円ポッキリですから、
電車通勤のお供等に是非。
posted by andycandy at 12:34 | Comment(4) | TrackBack(0) | book

2006年04月06日

貫井徳郎「愚行録」があまりにも秀逸な件


ふらりと寄った本屋の店頭にて。
黒表紙に金字でタイトルを打った本書が
やけに私のココロを呼んでいた。

愚行録
愚行録
posted with amazlet on 06.04.06
貫井 徳郎
東京創元社 (2006/03/22)


貫井徳郎といえば、
圧倒的に「慟哭」が有名。
というより、慟哭が強すぎて、
その後の作品の評価が相対的に上がらずに来た
ような気がしていた。

そしてこの「愚行録」。
オチがどうこう、というより前に、
書き口のスタイルがツボすぎる。盲点すぎる。

ラストですべての仕掛けに気付かされる手法は
「慟哭」以来、貫井徳郎のお家芸というか
持ち味なんだけれども。

これは、、、個人的に直木賞です。
東野圭吾好きの私でさえ、
「容疑者Xの献身」よりも面白く感じた作品だった。

集中しすぎて山手線乗り過ごしたのはナイショ。
posted by andycandy at 13:03 | Comment(6) | TrackBack(0) | book
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